ことしも10月14日、鉄道の日を迎えました。これにあわせていろいろなイベントが開催されています。今年は北海道電化30周年記念にあたりツアーも実施されています。北海道の交流機の動きについて貴重な情報をお寄せ頂きましたので、ご覧下さい。

愛知県岡崎市在住のYKさんは、ＪＲ北海道電化30周年ツアーに参加され、10月1日に札幌運転所を見学されたそうです（東京からの参加者のみ見学実施）。何と言っても話題の中心はイベント用に赤2号一色に塗り替えられたED76551号機だったようです。

また10月11日には苗穂工場の一般公開が行われました。YKさんからはED79103号らしき交流機の画像を、札幌市ご在住のMUさんからはED79の全検の様子をお知らせ頂きました。どうぞご覧下さい。

小さな画像をクリックすると、横600ピクセル程度の画像をご覧頂けます。

※本コンテンツVer.1.0では、編集時に南那轟がED79103号をED75741号と誤認しておりました。お詫びして訂正します。コメントを頂いたH.N.さんに感謝します。

ＪＲ北海道電化30周年記念ツアー
1999年10月1日、札幌運転所構内ED76 551号機＋14系座席車、函ハコ3両とキハ56（YK）。

1999年10月1日に行われたＪＲ北海道電化30周年記念ツアーにて。
ED75 741号機ブロックプレート、製造銘板が販売されていました（YK）。

1999年10月2日、9533列車、旭川駅構内。ノースレインボーとED76 551（YK）。

1999年10月2日深川駅、札幌運転所へ回送（YK）。

1999年10月11日、苗穂工場公開において留置線に711系と赤い交流機が留置されていました。
近くに行くことができなかった為、号機を確認できませんでしたが、聞く所によると、部品取り用としてＪＲ東日本から購入したらしいです。
ED75の後ろがワムとアルファコンチネンタル中間車、７１１系廃車予定車（YK）。

H.N.さんからのコメント：これはED79 103だと思います。ＥＤ79 103は籍は残っていますが，実際には廃車で特殊な事情で解体できずに苗穂工場に留置されています．平成４年頃に別のＥＤ75が部品取りでＪＲ東日本から数両苗穂工場に回送もされています．番号はわかりません。JR東日本から購入された部品取り機ED75 740，741は青函運転所に置いてあります．

札幌在住のMUです。最近は鉄道にかかる時間が少なくて残念ですが、先日ＪＲ苗穂工場公開日に行って来ました。
ED79-10の全般検査風景を撮影してきました。取り急ぎ画像を送りますので、見てくださいませ。(MU)

南那 轟から

ED79103号のこと

ED79は全機元気だとばかり思っていましたら、103号は事実上の廃車だとH.N.さんからコメントを頂きました。最初は半信半疑で（ごめんなさい）、ED75741号ではないかと思ってしまいました。ですが、画像を拡大してみると正面連結器の右側のスカート欠き取りがED79100番台と同じで、740号や741号オリジナルとは異なります。また、不明瞭ではありますが、運転室側窓がサッシ改造されているようです。740・741号はサッシ化改造を受けていませんでしたので、別機ですね。

ED79100番台の青森側エンドは、全機サッシ化改造を受けています。また、上記のスカートの欠き取りの形状はED79100番台と同じに見えます。このようなことから、H.N.さんご指摘のED79103号である可能性は高いと考えなおしました。

ED79103号の前身はED75717号です。 717号は1971.07.28に東芝で新製され、直ちに秋田機関区に配置され奥羽・羽越・東北本線の客貨牽引に活躍しました。 1986.11.17に廃車手続きが取られ土崎工場にてED79103号に改造され、以来海峡線に活躍の場を移していました。現役時代の717号の勇姿を里見純一さんの画像でご覧下さい。

台車をはずし、窓ガラスや側面のエアフィルタもはずし、パンタグラフもないED79、はじめてお目にかかりました。海峡線の潮風で塗装も剥げ落ちて来ていますね。全検で綺麗になってほしいものです。たぶんED7919号のように、「鮮やかな赤」に生まれ変わるのでしょうね。

それにしても、この姿はED75そのものですなぁ。生まれた時にはED75780号でした。青森駅で旧客の先頭に立つED75780号をご覧下さい(1977.12.25撮影)。

1999年オリジナル掲載時には実名を記載していましたが、イニシャル表記に変更しました

(C) YKさん, 1999, All Rights Reserved
(C) MUさん, 1999, All Rights Reserved
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